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歯ぎしり・食いしばりはなぜ起こる? 主な原因や症状とは

歯ぎしり・食いしばりはなぜ起こる? 主な原因や症状とは

■家族に指摘されて気づく「歯ぎしり・食いしばり」の正体


「寝ているとき、歯ぎしりしてるよ」


家族のひと言で初めて気づく方は少なくありません。あま市のごとうデンタルクリニックにも、こうしたきっかけで来院される方が多くいらっしゃいます。


本記事では、歯ぎしり・食いしばりの原因や主な症状、治療の選択肢までわかりやすくお伝えします。


この記事の要点まとめ


  • 歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)にはグラインディングなど3つのタイプがあり、自覚のないケースも多い
  • 主な原因はストレス・睡眠の質低下・噛み合わせの不調和・生活習慣など複数の要因が絡み合っている
  • 気になる症状があれば歯科医院への相談が基本で、ナイトガードや生活習慣の見直しが対応の選択肢となる

■歯ぎしり・食いしばりとは? 3つのタイプを知ろう

■歯ぎしり・食いしばりとは? 3つのタイプを知ろう

歯ぎしり・食いしばりは、歯科で「ブラキシズム」と総称される口腔習癖です。


タイプは大きく3つに分けられます。ギシギシと歯をすり合わせる「グラインディング」、音を立てずにぐっと噛みしめる「クレンチング」、カチカチと上下の歯をぶつけ合う「タッピング」。


それぞれ歯や顎への負担のかかり方が異なります。


◎就寝中と日中で異なる特徴

睡眠中のブラキシズムは、本人がまったく気づかないまま強い力が歯にかかり続ける点が厄介です。日中に起こるタイプは、パソコン作業中や何かに集中しているとき、無意識に上下の歯を接触させてしまうパターンが目立ちます。


◎自覚なしの方が多い理由

歯ぎしり・食いしばりは、本人に自覚がないケースが大半を占めます。家族やパートナーに音を指摘されて初めて知る方も珍しくありません。


歯科の定期検診で歯の摩耗パターンから判明することも多く、セルフチェックだけでは見落としやすいのが実情です。


■歯ぎしり・食いしばりはなぜ起こる? 主な原因を解説


原因はひとつではなく、複数の要因が重なって生じるケースがほとんどです。ご自身に思い当たるものがないか、確認してみてください。


◎ストレス・疲労・睡眠の質の低下

精神的なストレスや慢性的な疲労は、代表的な誘因とされています。ストレスが続くと睡眠の質が下がり、眠っている間に歯を食いしばりやすくなる——こうした悪循環が生まれがちです。


◎噛み合わせの不調和や歯並びの影響

噛み合わせにズレがあると、就寝中に無意識で歯をすり合わせて「合う位置」を探すような動きが起こることがあります。被せ物の高さが合っていない場合もきっかけになり得るため、噛み合わせの定期的なチェックが大切です。


◎生活習慣・癖の要因

飲酒や喫煙、就寝前のカフェイン摂取は睡眠の質を低下させ、ブラキシズムを助長する場合があります。


頬杖やうつ伏せ寝も顎まわりの筋肉に偏った負担をかけるため、間接的に食いしばりにつながる要因として押さえておきたいポイントです。


■こんな症状は要注意|歯ぎしり・食いしばりのサイン


歯ぎしり・食いしばりのサインは、口の中だけでなく全身にも現れることがあります。下記のような症状に心当たりがあれば、一度歯科医院で相談してみましょう。


◎口腔内に現れる症状(歯のすり減り・知覚過敏・詰め物の破損)

歯の表面が平らにすり減っている、冷たい水がしみる(知覚過敏)、詰め物や被せ物が頻繁に外れる——これらはブラキシズムの代表的なサインです。


歯の表面のエナメル質にひびが入る場合もあるため、気づいた段階で早めに受診することをおすすめします。


◎顎の痛み・頭痛・肩こりとの関係

朝起きたときの顎のだるさや痛み、こめかみ付近の頭痛、慢性的な肩こり。


こうした不調が、実は歯ぎしり・食いしばりに起因しているケースも報告されています。一見歯と無関係に思える症状の裏に口腔内の問題が隠れていることは、意外と知られていないのです。


■歯ぎしり・食いしばりの治し方|治療法と何科を受診すべきか


歯ぎしり・食いしばりへの対応は、まず歯科医院の受診が基本です。当院では完全個室の診察室でじっくりお話を伺い、一人ひとりに合った治療計画をご提案しています。


◎歯科で行う治療(マウスピース・噛み合わせ調整など)

代表的な治療法は、就寝時に装着するナイトガード(マウスピース)の作製です。歯への過剰な負担を分散させる役割があり、保険適用で作製できる場合もあります。


噛み合わせに問題があるときは調整を行い、必要に応じて補綴治療で全体のバランスを整えることも検討されます。あま市で歯ぎしりにお悩みの方は、まず歯科での検査を受けることが改善への第一歩です。


◎自分でできるセルフケアと生活習慣の見直し

日中の噛みしめには「歯を離す」という意識づけが効果的とされています。デスクやスマートフォンに「歯を離す」と書いたメモを貼るだけでも、気づきのきっかけになるでしょう。


就寝前のストレッチや入浴で体をほぐすこと、カフェインやアルコールを控えることも、歯科治療とあわせて取り入れたいセルフケアです。


■よくある質問


Q. 歯ぎしり・食いしばりは何科を受診すればいいですか?

A. まずは歯科医院の受診が一般的です。噛み合わせや歯の状態を確認したうえで、必要に応じて口腔外科など他の診療科と連携する場合もあります。


Q. ナイトガード(マウスピース)は保険適用で作れますか?

A. 歯ぎしりの治療目的であれば、保険適用で作製できる場合があります。費用や適用条件はかかりつけの歯科医院でご確認ください。


Q. 歯ぎしり・食いしばりは自然に治まることがありますか?

A. ストレスの軽減や生活習慣の改善で症状が落ち着くこともありますが、噛み合わせに問題がある場合は歯科での対応が必要になることがあります。気になる症状があれば、早めにご相談ください。


Q. 子どもの歯ぎしりも受診したほうがいいですか?

A. 成長期の歯ぎしりは噛み合わせの変化に伴う一時的なものが多いとされています。ただし、歯のすり減りが目立つ場合や痛みがあるときは、歯科医師への相談をおすすめします。


後藤敏文

歯科医師


ごとうデンタルクリニック

院長

後藤敏文

▶ 監修者プロフィール

経歴
名古屋市中村区生まれ(祖父母があま市出身)
東海高校卒業
福岡県立九州歯科大学卒業
医療法人社団マウデントにしわき歯科(岐阜県垂井町)にて
多岐にわたる治療を学び研鑽を重ねる
2011年4月13日、あま市七宝町にごとうデンタルクリニック・おとなこども矯正歯科を開院
2017年10月、医療法人 愛和会設立
2017年11月、メインテナンス専用ルームとセミナールームを増築
資格・所属学会
【資格・勉強会など】
日本顎咬合学会認定医(かみ合わせ認定医)
POD勉強会、SSRG、TNG、PGI名古屋
【所属学会】
日本顎咬合学会
日本口腔インプラント学会
日本歯周病学会
日本臨床歯周病学会