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MTMの流れ

2023年5月19日

MTMの流れ

01. 初診・診査・基礎資料撮り・問診・診断
口腔内の現在の状態や患者さまの健康状態、日頃の生活習慣についての問診を行います。治療に対する不安やご希望などなんでもお聞かせください。
歯の病気は年齢や歯の部位、持っている細菌の種類や数、唾液の量や唾液の質など様々な要素が関係します。また、患者さまによってかかりやすい疾患があることもあるため、今後の治療計画と予防プログラムのために生活習慣の問診、口腔内の精密検査、資料撮りを行います。
問診
口腔内写真撮影
レントゲン撮影
歯周病検査
唾液検査
02. 検査結果・治療計画の説明
口腔内の現状やリスク、将来の見込み等を検査結果をもとにご説明します。虫歯や歯周病の原因は患者さまによって異なるため、ご自身の口腔内について正しく把握することが大切です。むし歯はどのように作られるのか。歯周病とはどんな病気なのか。現状と照らし合わせながらわかりやすくお伝えします。また、患者さま一人ひとりに合った予防プログラムと治療計画についてもご説明します。
03. 初期治療
大きな歯石の除去や歯肉に隠れている歯石・歯垢を専用の超音波器具で取り除き、患者さまに歯みがきを行ってもらい普段の歯みがきで磨きにくい部分の確認、指導をします。最後にPMTC(専用機械を使ったクリーニング)で歯みがきでは取り切れない汚れを取り除き、フッ素の塗布を行います。
また、治療の必要な歯がある場合は、数回に分けて初期治療を行います。
04. 再評価①
初期治療が終了した段階で、口腔内のリスクや環境がどの程度改善したかを再評価します。
セルフケアと初期治療により、むし歯と歯周病の原因が取り除かれ、健康な歯肉を取り戻すことができているか、精度の高い詰め物や被せ物治療ができる土台作りが完成したかなどをチェックします。
05. 歯科医師による治療
治療計画に基づいた、患者さま一人ひとりの症状に合わせてむし歯などの治療を行います。
06. 再評価②
むし歯などの治療が終了した段階で、これまでの治療で口腔内のリスクや環境がどの程度改善されているかを確認するために必要に応じて唾液検査を行い、治療前の状態と比較するために口腔内写真撮影を行います。また、歯肉の中の状態を診るためにレントゲン撮影も行います。メインテナンスへ移行する前に、改めてセルフケアの再確認のために歯ブラシが届きにくいところはどこか、歯みがき指導を行います。必要な場合には、再治療や再指導も行い、むし歯や歯周病になりにくい口腔内の環境を患者さまご自身で自己管理できるようサポートします。
07. メインテナンス
治療を行った後でもセルフケアのみでは口腔内の健康を維持することはできないため、歯科医院での定期的なメンテンナンスが欠かせません。メインテナンスでは口腔内のチェックをし病状や環境は改善されているか、正しい歯みがきは行えているかを確認し歯みがき指導を行い、歯石除去、PMTC、フッ素塗布等で、より効果的な予防やケアを行います。
口腔内の健康を維持していくために、患者さまご自身の質の高いセルフケアと歯科医院での質の高いメインテナンスが重要になります。