日々の生活の中で、ジュースを飲む機会は多いですよね。スポーツドリンクや炭酸飲料、フルーツジュースなど、種類も豊富で美味しく楽しめます。
しかし、これらのジュースには意外と多くの砂糖が含まれていることをご存じでしょうか?糖分の過剰摂取は、むし歯や生活習慣病のリスクを高める原因となるため、日々の飲み物選びがとても重要になります。特にお子さんの健康を考えると、砂糖の摂取量には気をつけたいところです。
今回は、ジュースに含まれる砂糖の量について詳しく見ていきましょう。
目次
■ジュースの砂糖、どれくらい入ってる?
普段何気なく飲んでいるジュースですが、実はたくさんの砂糖が含まれていることをご存じですか? 例えば、スポーツドリンク500mlには約31gの砂糖が含まれており、これは角砂糖に換算すると約9個分になります。
ペットボトル1本の水に角砂糖を9個溶かして飲むと想像すると、その甘さに驚くかもしれませんね。
◎ジュースに含まれる砂糖の量(目安)
- スポーツドリンク(500ml) → 約9個分(31g)
- 乳酸菌飲料 → 約9個分
- 炭酸飲料 → 約15個分
- オレンジジュース → 約12個分
- カフェオレ → 約12個分
■WHOが推奨する1日の砂糖摂取量とは?
世界保健機関(WHO)のガイドラインでは、大人が1日に摂取する砂糖の目安は25gとされています。 つまり、スポーツドリンクを1本飲むだけで、1日の推奨摂取量を超えてしまうことになるのです。
もちろん、砂糖は体に必要なエネルギー源の一つですが、摂りすぎるとむし歯や**生活習慣病(高血圧、肥満、糖尿病など)**のリスクが高まります。 そのため、砂糖の量や摂り方を意識し、適量を心がけることが大切です。
■健康のために気をつけたいこと
◎日常の水分補給はお茶やお水で
お茶やお水には砂糖が含まれていないため、普段の水分補給にはお茶やお水を選ぶのがオススメです。
◎むし歯になりやすいおやつに注意!
「甘いおやつ」「食べるのに時間がかかるおやつ」「歯にくっつきやすいおやつ」は、むし歯の原因になりやすいので注意しましょう。
◎むし歯になりにくいおやつの例
- おせんべい
- ナッツ類
- 砂糖不使用のお菓子
- 果物
- キシリトール入りのガムやチョコレート
■むし歯予防のための3つのポイント
◎ 1. 甘いものを口にする時間を短くする
- ダラダラ食べず、食べる時間を決める。
- 「日曜日のおやつにする」「特別な日のご褒美にする」など、甘いものを食べる機会を減らす工夫を。
◎ 2. むし歯菌にエサを与えない
- むし歯菌のエサは糖分!
- 糖質の摂り方を工夫し、キシリトールなどの代用甘味料を上手に活用しましょう。
◎ 3. 口腔内環境を良くする
- フッ素塗布を活用する。
- 定期健診を受け、歯科医師や歯科衛生士にお口の健康をチェックしてもらう。
- セルフケアでは届かない部分をプロの手でクリーニング。
【まとめ】
ジュースやおやつの摂取量を意識するだけでも、健康な歯と体を守ることができます。 日常的な飲み物を見直し、適切な食習慣を身につけていきましょう!